昭和の洋食 弥生
かつて烏丸五条の交差点を北へ100mほど行った不明門通沿いに「板前洋食 彌生」という洋食店がありました。カジュアル洋食のお店として知られ、リーズナブルな価格でボリューム満点、ランチタイムなどは近隣オフィスに勤めるビジネスパーソンによって賑わっていた人気店。そんな人気洋食店が数年前に閉業され、今年2019年1月に四条大宮(壬生)エリアで復活されたという話は聞いていました。それが今回訪問する「昭和の洋食 弥生(しょうわのようしょく やよい)」です。

四条通と大宮通および後院通の交差点(四条大宮)を西へ400mほど行った、式内隼神社の隣りにあるお店。訪問するに当たりfacebookを読んでみたところ、「板前洋食 彌生」時代の2016年に奥様が交通事故でお亡くなりになられたため、閉業されたことがわかりました。その後約2年が経過し、一念発起され生涯現役を誓われた大将が新たに作られたお店が「昭和の洋食 弥生」なのだそうです。亡き奥様の後押しもあったからでしょうか、外観は以前に比べ随分と垢抜けた感じになっていました。早速店内へ入ってみましょう。

ランチタイムの営業終了時刻は14時で13:30に入店。終了30分前にも関わらず、半数ほどの座席はお客さんで埋まっていました。真新しい店内は清潔感があり、かつて以上の活気にあふれています。こちらは洋食店としては21時までとなっているものの、バーとして深夜0時まで営業されているそうです。「板前洋食 彌生」時代以上に働いていらっしゃるため、大将の体調が少し心配になりました。ではメニューを確認してみましょう。



「板前洋食 彌生」時代に比べ洋食メニューはかなり減った印象ですが、その分お酒や一品メニューが充実しています。その中でかつてのお店を思い出されるのが「インディアンライス(ドライカレー)」¥700です。ドライカレーはどちらかと言えば洋食店ではなく喫茶店メニューのイメージが強いものの、こちらの「インディアンライス(ドライカレー)」はスパイシーで洋食店らしい味わいだったと記憶しています。今回は「インディアンオムライス」¥850に「ハンバーグのせ」+¥150を注文してみました。

どどーんとボリュームたっぷりの「インディアンオムライス&ハンバーグのせ」が到着。スパイシーなドライカレーとデミグラスソースの香りが食欲をそそります。オムライスの玉子も完璧な焼色です。では「インディアンオムライス」からいただきましょう。

スパイスが効いている具だくさんなドライカレーとしっかりめに焼かれた玉子がよく合います。ドライカレーはさほど辛くはありませんが、食べ進めていると身体がポカポカと温かくなって、額に汗がにじんできました。コクのあるデミグラスソースとの相性も抜群です。ご飯の甘みもじんわり感じられる、満足度の高い「インディアンオムライス」ではないでしょうか。

「ハンバーグ」は小ぶりながら肉々しいタイプで肉の旨味がギュッと詰まった味わいです。こちらも当然、複雑な味のデミグラスソースとよく合います。デミグラスソース自体の苦味はほとんどなく、軽めの味わいをめざされているのでしょう。何にでもマッチする万能ソース的な感覚でおいしくいただくことができました。
玉子がしっかりめに焼かれた「インディアンオムライス」やデミグラスソースは、昭和の洋食と呼ぶにふさわしい味わいだと思います。昔ながらのオムライスや洋食がお好きな方は、一度訪問されてみてはいかがでしょうか。阪急「大宮駅」または嵐電「四条大宮駅」から徒歩5分程度と便利な場所にありますので、四条大宮(壬生)エリアに来られた際にはぜひお立ち寄りください。
[2019年10月20日訪問]
昭和の洋食 弥生
●住所…京都市中京区壬生梛ノ宮町15-8(Google マップ)
●TEL…075-823-0122
●定休日…水曜日
●備考…禁煙
●ホームページ…facebook


コメント