ハイセンスな店内でいただく焼きそば専門店

和食編
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焼きそば専門 オーライ!

管理人は年に数回、焼きそばが食べたくなります。それも中華料理店でお馴染みのオイスターソースやXO醤を使った焼きそばではなく、お好み焼き店や鉄板焼き店などで提供されているソース焼きそばが無性に食べたくなります。ただ、お一人様でお好み焼き店や鉄板焼き店へ伺うのは、かなりハードルが高いように感じてしまい、自作またはコンビニのソース焼きそばで仕方なく我慢しています。“焼きそば専門店があればいいのに…”と常々思っていました。以前REPORTした「想夫恋 京都七条大宮店」は大分県日田市を発祥とするご当地焼きそばのお店であり、関西で食べられているソース焼きそばとは少し様相が異なります。ただ最近、京都でもチラホラとではあるものの、関西風の焼きそば専門店を見かけるようになりました。その中から今回は、「2019冷やし中華」でREPORTした「煮干そば 藍」の隣にある「焼きそば専門 オーライ!(やきそばせんもん おーらい!)」へ伺ってみることに。

時刻は18:30、お店の前に到着。こちらは11:30〜19:30(金曜日のみ21時)の通し営業です。2017年(平成29年)5月にオープンされたお店で、ご実家がお好み焼き店?鉄板焼き店?のマスターが焼きそばに特化した業態でスタートされたのだとか。立地柄、京都大学京都府立医科大学などが近いこともあり、学生も多い客層となっています。外観からは、まず焼きそば専門店に見えません。オシャレなカフェやバーといったおもむきで、女性でも入りやすいのではないでしょうか。早速、店内へ入ってみましょう。

店内もオシャレなカフェやバーといったハイセンスさで、BGMはビートルズが流れていました。カウンター5席のみのこじんまりとした感じが隠れ家的です。こんなオシャレな雰囲気の中で、まさか焼きそばを食べることになるとは…と少し戸惑いながらも、ボードのメニュー表を確認します。

フードメニューはほぼ焼きそば。カフェやバーではなく焼きそば店で、安心します。ソース焼きそばだけでなく、「塩と酢」¥700や醤油系の焼きそばもラインナップされているようです。個人的にはかなり個性的な「塩と酢と鯖」¥1,050も気になったのですが、こちらには初訪問であり、やはりスタンダードかつ王道な「ソース」¥700を食べるべきでしょう。トッピングも豊富でどれをトッピングにしようか悩んだ挙げ句、面倒になり「全部のせ」プラス¥350をチョイス。ノンアルコールビールも注文し、万全の体制でソース焼きそばを迎え撃ちます。

何だかスゴいビジュアルの「ソース」焼きそばが到着しました。マヨネーズは使い放題だそうで、「全部のせ」の特権です。上にトッピングされているのは目玉焼きとカイワレ、水菜?か何かの葉物野菜、刻みノリなど。焼きそばの具としてキャベツ、ブタ、イカ、エビ、油カスが入っている、屋台のボッタクリ焼きそばとは次元の異なるゴージャスなソース焼きそばになってしまいました。王侯貴族が食するソース焼きそばです。王侯貴族がソース焼きそばを食べているかどうかは知りませんが。早速、麺からいただいてみましょう。

あぁ…ノンアルコールビールがグイグイと進むソース焼きそばです。とは言えよくあるソースの味しかしない焼きそばではなく、おだやかながら濃厚でコクがあるソースとモチモチとした麺、さまざまな具材のおいしさが渾然一体となっています。これはもう立派な一品料理でありご馳走です。管理人が自宅で作るソース焼きそばとは当然、比べ物にならないおいしさ。“ソース焼きそば=ジャンク”という固定概念の見直しが必要な味わいだと感じました。

目玉焼きなど各種具材もよく効いています。キャベツの甘みやエビ、イカの旨味もあり、既存のソース焼きそばにはない重層的な味となっているのが専門店ならではです。「ソース」&「全部のせ」で合計¥1,050と焼きそばとしては高額ですが、それだけの価値は十分にあるおいしさだと思います。ビールや酎ハイ、ハイボールなどにもピッタリの焼きそばですので、飲む人にとっても利用しやすいハズ。もちろんソフトドリンクも用意されていて、飲まない人や、純粋に焼きそばを楽しみたい方にもオススメですよ。

[2020年4月11日訪問]

焼きそば専門 オーライ!
●住所…京都市左京区吉田下阿達町29-1 ハイツ吉田1F(Google マップ
●TEL…不明
●定休日…日曜日および祝日(火曜日は不定休)
●備考…禁煙(?)
●ホームページ…twitter/facebook

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