ハイレベルな四川料理を手軽に食べられる中華店

2020冷やし中華
スポンサーリンク

中華処 楊

管理人が中学生や高校生だった頃、父母や祖父母の知り合いや仕事仲間で30〜40歳ぐらいのニイさんが何人かいらっしゃいました。たま〜に“メシでも付き合えや”となって、安っすい定食店や中華店などに連れて行かれたのを覚えています。特に定番だったのは中華店で、オゴリということもあり、餃子や炒飯、五目ソバ、鶏唐揚げなどをここぞとばかりに食い散らかしていたのですが、ニイさんたちは中華の店だったにも関わらず瓶ビールを片手にカレーやオムライス、カツ丼などを食べていて“なんで?”不思議に思っていました。ただ、何となくカッコいいというか粋だなぁとも感じていて、自分もオッサンになったら真似してやろうと企んでいたのです。が、しかし。最近の大衆中華店でカレーやオムライスといった中華ではないメニューは本当に見かけなくなりましたね。昔の中華屋さんには当たり前のようにあった食堂メニュー。しかも中華屋さんらしく、カレーもオムライスもカツ丼も、微妙に中華テイストだったのが印象に残っています。そんななつかしい出来事をふと、思い出して向かったのが「中華処 楊(ちゅうかどころ やん)」です。

四条通堀川通の交差点(四条堀川)を東へ50mほど行ったところにある中華料理店で、看板の文字が上下サカサマ。間違えて設置した訳ではなく、よく目立つための工夫なのでしょう。こちらは近隣のビジネスパーソンや地元の方などに人気の昭和の中華料理店ですが、管理人が昔、ニイさんに連れて行ってもらっていた安っすい中華店ではありません。むしろ価格はリーズナブルながら本格的な中華料理をお腹いっぱいいただけるコスパの高いお店です。ま、とにかく店内へ入ってみましょう。

店内の写真を撮り忘れていました。いきなり膨大なメニューを見せつけられて困惑されている方もいらっしゃるでしょう。スミマセン。こちらはカウンター5席と4名ボックス席4〜5組の店内で、お一人様でも気軽に利用できるざっくばらんな雰囲気です。この大量のメニューをご覧いただいてもおわかりのように、お一人様だけでなく家族連れやグループでの宴会などにも使い勝手のいい店と言えるでしょう。そして久しぶりに伺った管理人は勘違いをしていて、冷やし中華はてっきり夏季限定と思い込んでいたものの、実際には「什錦冷麺(五目レーメン)」¥1,000も「棒棒鶏冷麺(鶏胡麻だれレーメン)」¥1,000も通年で提供されていました。もちろん冷やし中華をいただくのですが、どうしても食べたくなった隠れ(?)名物があります。それは「猪排烩饭(中華風カツ丼)」¥850。そう、こちらは中華店では珍しくなったカツ丼をいただけるお店なのです。ちなみに“烩饭”とは中国であんかけ飯を指す言葉なのだとか。昭和の頃を思い出して中華店のカツ丼を食べてみたくなりました。ただ、問題が1つあります。それはセットでも何でもない麺+飯はイイのか?という管理人にとって永遠のテーマです。麺飯セットという悪魔のセットメニューに「B.中華風カツ丼(ミニ)とラーメンセット」¥900はありますが、単品の麺+飯を注文するアラフィフはどうよ?と思わざるを得ません。今晩の夕食を抜く覚悟(抜くとは言っていない)で、「棒棒鶏冷麺(鶏胡麻だれレーメン)」と「猪排烩饭(中華風カツ丼)」を注文してみました。

「棒棒鶏冷麺(鶏胡麻だれレーメン)」が到着。2020年(令和2年)初となるゴマダレ冷やし中華です。“棒棒鶏冷麺”というだけあって、具には大量の棒々鶏(バンバンジー)が乗せられています。いや、もはや具レベルではなく、棒々鶏という一品料理の付け合せが中華麺では?と勘違いしそうになるレベルで食べごたえ抜群。ビールなどのツマミとしても有効な「棒棒鶏冷麺(鶏胡麻だれレーメン)」と言えるでしょう。

麺は細めで京都の冷やし中華らしい中華麺です。ナルホド、棒々鶏のゴマダレをそのまま冷やし中華のタレとして共用しているだけあって、濃厚なゴマのコクや風味を存分に楽しめます。棒々鶏は担々麺などと同じ四川料理だけあって、ゴマの使い方が上手で、冷えていることもあり、濃厚さがありながらサッパリといただけるのも特徴。しかもゴマはスタミナ満点で栄養価にも優れているため、夏バテ気味の時には特に食べたい冷やし中華ではないでしょうか。

そして「猪排烩饭(中華風カツ丼)」です。正直に告白すると、「棒棒鶏冷麺(鶏胡麻だれレーメン)」がかなりのボリュームで、なぜ同時にカツ丼を食べる気になったのか…と後悔しました。が、注文した以上はペロリと平らげなければイケマセン。幸い、「猪排烩饭(中華風カツ丼)」には粉山椒がたっぷりと乗っていて、しかも味変用に辛そうなラー油まで付いています。このダブルのピリ辛であれば、きっと食べすすめることができるハズ。と、自分を叱咤激励して食べてみます。

あぁ…この優しい中華餡はまさに中華風カツ丼です。カツの玉子とじで作る一般的なカツ丼と比べても、まろやかでホンワカとした味わい。そこにトンカツの旨味と粉山椒の風味がマッチして、より食べやすくなっているように感じました。ただし、汁が餡ですので、お腹にもドシーンときます。ただでさえ「棒棒鶏冷麺(鶏胡麻だれレーメン)」ですでにお腹いっぱいだったのに、さらに「猪排烩饭(中華風カツ丼)」のボリューム感は尋常ではありません。やっとの思いで完食したものの、皆さんはこちらの冷やし中華を食べる場合、サイドメニューを注文されるならご飯物ではなく「煎餃(焼き餃子・6ケ)」¥500や「焼売(シューマイ・5ケ)」¥650などの一品料理にされた方がいいでしょう。そもそも麺類やご飯物なら一品で十分に満足できます。リーズナブルな価格で本格的な中華料理をお腹いっぱい食べられる良店ですので、お近くまで来られた際には立ち寄られてみてはいかがでしょうか。

[2020年6月9日訪問]

中華処 楊
●住所…京都市下京区柏屋町14(Google マップ
●TEL…075-211-1333
●定休日…水曜日
●備考①…「什錦冷麺(五目レーメン)」「棒棒鶏冷麺(鶏胡麻だれレーメン)」は通年提供
●備考②…店内禁煙
●ホームページ…Facebook
※さらに詳しくは食べログ「中華処 楊」で検索してください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました