味噌ラーメンも絶品な古川町商店街にあるラーメン店

中華編
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祇園白川ラーメン

寒くなった途端、食べたくなるものがあります。代表格は水炊きやキムチ鍋などの鍋物でしょうか。オデンもやはり冬がおいしい…って、つい先日のREPORT危うくコピペしそうになりました。うっかり書き忘れていたのですが冬のご馳走として、隠れたラーメン王国である京都住みな以上、ラーメンをはずすわけにはいきません。ラーメンはカレーライスと並んで国民食であり通年食べられているため、つい季節を感じない食べ物となっているものの、寒い日こそラーメンの真価が発揮される個人的には思っています。ほとんどの人が凍えそうな寒い日に、ランチや夜食でラーメンをすすった経験はあるでしょう。そして醤油だの、豚骨だの、鶏白湯だのと多種多様なラーメンのなかでも、寒い日だから食べたいラーメンと言えば“味噌ラーメン”です。断言します。さほどラーメンに興味をもっていない管理人が言うのですから間違いありません。もちろん根拠はあります。味噌ラーメンは北海道札幌市で誕生したラーメン。そして北海道の代名詞は、その厳しすぎる寒さなどの大自然の猛威をまともに受ける試される大地です。試される大地の最大都市で生まれた味噌ラーメンこそ、寒さに耐え忍び遠い遠い春を待ち続けられる叡智が結集していると言っても過言ではありません。そこで今回は、本場である札幌市の名店で修行をされた方が京都市で開店されたラーメン店をREPORTしようと、古川町商店街へ向かいました。

三条通東大路通の交差点(東山三条)を東へ80mほど行った南側に入口がある古川町商店街。京都の名だたる古刹である知恩院の門前町にあり四条河原町祇園といった京都市を代表する繁華街・歓楽街から比較的近く、かつては“東の錦(錦市場)”と表現されるほど活気があったそうです。現在では随分と落ち着いた雰囲気とはなっているものの、京都のニューウェイブ系十割蕎麦が一躍脚光を浴びるキッカケとなった「虚無蕎望なかじん(現在は閉業)」が営業していたなど、京都市の食文化に大きく貢献した市場の1つではないでしょうか。では古川町商店街へ入ってみましょう。

平日でもあり閑散としてるだろうなぁ…という予想を見事に覆し、意外と(失礼)お客さんがいらっしゃいます。京都のガイドブック片手にカメラを携えている人が多く、観光客が多い感じでした。こちらの商店街は映画やTVドラマのロケ地としても有名で、京都観光の穴場的な人気スポットなのだとか。飲食店も数軒は営業されていて、どこも意外と(たびたび失礼)繁盛しています。古川町商店街を久しぶりにブラブラしつつ、目当ての味噌ラーメンを追い求めて入口から南へ200mほど歩いて「祇園白川ラーメン(ぎおんしらかわらーめん)」をめざします。

「祇園白川ラーメン」店頭に着きました。こちらは2019年(令和元年)5月にオープンと、令和とともに歩み始められたラーメン店です。ただの味噌ではなく本場炙り味噌を使われ、味噌の香ばしさが特徴。味噌の調合などは本場札幌の名店で修行をされたそのままではなく、京都人の好みに合うよう改良されたそうで、味にうるさい古川町商店街の人々からアドバイスを受けられ、京都の味噌ラーメンを完成されました。あくまで京都にこだわり、地元密着型の味に仕上げようとされた心意気が素晴らしい。京都人の大多数はケチンボ節約家ですので、札幌のようにカニがドカーンと乗っている豪華絢爛なラーメンとかは確かに人気が出なさそうではあります。個人的にはそういうラーメン店が1軒ぐらいあってもいいのでは?インスタ映えもするし、と思わなくもないのですが、実際に食べるかと問われれば、高そうだし食べにくそうだし何よりカニはラーメンではなくカニ料理でいただきたいので、おそらくは食べないでしょう。時刻は12:15、店内の様子をご覧ください。

手前に4名テーブル席が1席と、後はカウンター9席というコンパクトな店内です。ラーメン店らしくお一人様でも安心して利用できる雰囲気。訪問した日は若い女性から年配の男性までさまざまなお一人様や学生グループがラーメンを楽しまれていました。入口すぐに券売機がありメニューの撮影ができませんでしたので、詳しいメニューについてはホームページをご確認ください。管理人も「味噌ラーメン」¥850と「チャーシュー丼(小)」¥350の食券を購入し、カウンター席に着席しました。

まずは「味噌ラーメン」が到着。味噌のいい香りが食欲をそそります。具はチャーシューに水菜、メンマ、すりおろしたショウガ、キャベツ、タマネギと野菜たっぷり。キャベツやタマネギが札幌の味噌ラーメンらしく、かつて何度か冬の札幌へ行った際、ジンギスカンと並んで味噌ラーメンが札幌の楽しみとなっていたことを思い出しました。もちろんちゃんちゃん焼きや石狩鍋、新鮮な魚介類などの海鮮料理もおいしく、また、北海道のなかでも地域によって食文化が微妙に異なっていることもあって、おいしいものにキリがなく何度伺っても北海道の食の真髄をつかみきれないある意味“試される大地”と言えるかも知れません。では、スープの味を試してみましょう。

このちょっと甘めの味噌スープがおいしい。キャベツやタマネギの甘みに加え、水菜のシャキシャキ感、そしておろしショウガの爽やかなスパイシー感が絶品です。ショウガには身体のなかからポカポカと温まる作用もあり、寒い日には最適。ちなみに中国ではカニとショウガを取り合わせる料理が多いのですが、それは古来からカニは身体を冷やすと言われており、ショウガで体内のバランスを整える漢方的な考え方がベースとなっています。スープの粘度もドロドロすぎず、サラサラすぎずでちょうどいい。次に麺を食べてみましょう。

麺は中細ストレートの玉子麺でツルツルとした食感、喉越しが心地よく、スープとの相性も抜群です。ラーメンらしい王道の麺で、昭和の中華そばにも似た雰囲気ではないでしょうか。麺自体の味も十分に感じられ、茹で加減も申し分のない麺に仕上がっていると感じました。

そしてチャーシューは香ばしい風味がありつつトロっトロで絶品です!管理人もたまに自宅で豚の角煮を作るのですが、シロウトでは真似のできないチャーシューとなっています。豚バラ肉の甘みと肉の旨味にしょっぱすぎず甘すぎない味付け、そして箸でつかむと煮崩れるほどの柔らかさにプロの技術を実感できました。

そのチャーシューで作られた「チャーシュー丼(小)」も文句のつけようがありません。スープに浸していない分、チャーシューの素性がよりわかりやく堪能できます。個人的には賽の目切りではなく、チャーシュー1〜2枚をドン!と乗せていただきたいとも感じましたが、小サイズですので賽の目切りの方が食べやすいのかも知れません。こちらのチャーシューを食べて、次回の訪問時、メニューにはないものの、ラーメンかチャーシュー丼でチャーシューマシマシにできないか相談しようと考えています。寒い日にぴったりな京都の味噌ラーメンを楽しむことができました。こちらは地下鉄「東山駅」から徒歩3分、京阪「三条駅」からでも徒歩8分と便利な立地にあります。京都の隠れた観光スポットでもある古川町商店街の散策ついでにでも、こちらのラーメン各種で温まってみられてはいかがでしょうか。

[2021年11月24日訪問]

祇園白川ラーメン
●住所…京都市東山区稲荷町北組567-26(Google マップ
●TEL…075-541-3939
●定休日…不定休
●備考…禁煙
ホームページ/Instagram

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