新鮮な魚介を堪能できる居心地の良い寿司店

和食編
スポンサーリンク

とよ寿司

京都にはおよそ800社の神社があります。これだけ多いと京都人であっても当然、すべて覚えられるハズもなく、管理人のように神社についてちっとも詳しくない人も珍しくありません。とは言え有名な神社であれば、だいたいの京都人は参拝したことはなくても名前だけは知っていることでしょう。中でも全国に24社しかなく京都唯一の「○○神宮」である「平安神宮」には、京都だけでなく全国から観光客が集まります。ちなみに“○○神宮”と呼ばれる社は“神社”より格上、というワケではないそうです。詳しくは神社本庁のこちらのページをご覧いただきたいのですが、要約すると「○○神宮」は皇室や皇室ゆかりの人物や神様を祀っている神社なのだとか。さらに“神宮”だけだと天照大御神を祀っている「伊勢神宮」を指すそうです。勉強になりましたね。そう、当ブログは本来、有益な情報を発信するブログなのです。決して管理人のつぶやきを延々と書き散らかしているのではありません。皆さんにとって有益な情報を得る当ブログの使い方のコツとして、写真と最終段落の店舗情報のみご覧いただくことをオススメいたします。では、今回は京都唯一の“○○神宮”である「平安神宮」の近くでヒッソリと営業されている、居心地の良い寿司店をREPORTしてみました。

丸太町通白川通の交差点(天王町)を西へ550mほど行き、岡崎通を南へ140mほど行った東側の路地に案内看板がある寿司店「とよ寿司」。以前REPORTした「グリル小宝」の南隣に面した細い路地になります。この路地を矢印の方向(東)へ50mほど行くと…

年季の入った外観がおもむきを感じさせる「とよ寿司」に到着。こちらも古くからの寿司店で、知る人ぞ知る街の名店といったところでしょうか。「平安神宮」の観光客だけでなく、地元の人にも人気のお店として知られ、京都市内の寿司好きも足繁く通う穴場です。こちらは11:30から営業されていて、お昼の営業終了時刻は特に決まっていません。お店の大将にお話を伺ったところ、このあたりは自営業の人が多い立地なこともあり、かなり遅めの昼食を取られるお客さんも多いため、お店自体は閉めていないとのこと。あくまで管理人の感覚ですが、15時ぐらいまでなら安心して食事ができると思います。時刻は13:50、店頭のメニューを確認してみましょう。

セットメニューであれば¥2,000を超えるものはなく、「ちらし」¥1,350や「海鮮丼」¥1,500なども人気です。ちょっと贅沢なランチにはピッタリな価格設定となっていて、ミドルやシニアのお客さんが多い感じとなっています。もちろん本格的な寿司店ですので、お昼からお好みで握り寿司などを楽しむことも可能。管理人のような貧乏人にとって“お好みで握り寿司”と書くだけで震えが止まりませんが、だいたいのお客さんはお昼はセットメニューですので安心です。そしてこちらの一番人気は何と言っても「中おち丼」¥1,000です。数量限定ではあるものの、新鮮なマグロをたっぷりと堪能できる逸品。しかも¥1,000と超お値打ち!遅い時刻の訪問となってしまったため、「中おち丼」にはありつけないかも…と不安を抱きつつ、早速店内へ入ってみました。

14時前だというのに、この盛況ぶりです。訪問した日は平日ということもあり、地元の人が多いようでした。歴史はあるものの堅苦しくない雰囲気の店内はお一人様のお客さんも多く、大将のお人柄もあって回っていない寿司店にありがちな緊張感は皆無。初めてでも気軽に利用できるのではないでしょうか。一応、ダメもとで“「中おち丼」はありますか?”と弱々しく尋ねると大丈夫とのこと。相当にラッキーです。もうわずかしか残っていない運を使い果たしたかも知れませんが、一番人気の「中おち丼」を注文することができました。ただ、売り切れとなることもしばしばですので、どうしても「中おち丼」を食べたい場合は12時前後の入店が確実でしょう。「中おち丼」が売り切れていた場合は「穴子丼」¥1,350を予定していて、ふっくらとして香ばしい甘辛の煮穴子を味わえる「穴子丼」もオススメです。

「中おち丼」が運ばれてきました。鮮やかなマグロ丼に吸い物、タイのあら炊き風の小鉢といった豪華な陣容です。マグロは中心部分に脂の乗った中落ち、その外周を赤身が配されています。ご飯は酢飯でガリも寿司店らしいおいしさ。ではわさび醤油を作成し、マグロにかけ回していただきましょう。

中落ちはまさにトロ、しかも大トロの贅沢な味わいです。当たり前ですが鮮度抜群で、生臭さなどは一切感じません。ただただトロの脂の甘みと旨味だけが口の中に広がります。回転寿司やスーパーなどで販売されているネギトロもおいしいのですが、比較にはなりません。ほんのりとした甘みと酸味が素晴らしい酢飯との相性も最高です。そして赤身も凄い。クドさや血なまぐさなどまったくない、赤身のスッキリとした旨味だけが感じられる、最上のマグロを味わうことができました。

ゴボウと炊かれたタイもおいしい。ちょっと甘めの味付けが家庭ではなかなか再現できない味わいです。ほんのチョッピリなのが憎くなるほどのおいしさ。このタイとゴボウだけをたっぷり食べたいと思いつつ、自宅で作る気が起きない味なんです。インターネットにはさまざまな煮魚レシピが存在しますが、どのレシピを参考に自作しても多分この味にはならないでしょう。魚を扱うプロである寿司店ならではのおいしさです。¥1,000で驚くほどリッチなランチをいただくことができました。平安神宮の近くまでお越しの際には、お一人様でも居心地の良いこちらで新鮮な魚介をリーズナブルな価格でご堪能ください。

[2022年3月2日訪問]

とよ寿司
●住所…京都市左京区岡崎南御所町44-5(Google マップ
●TEL…075-771-7974
●定休日…木曜日
●備考…禁煙
●ホームページ…なし
※詳しくは食べログ「とよ寿司」でご確認ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました