食事や喫茶、占いもできる?御所南のレトロ喫茶店

喫茶店・カフェ編
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一杯だての珈琲店 てふてふ、

いよいよ2月も終わり3月、2022年度最後の月となります。そして春の到来も間もなくです。とは言え、京都市内は寒さがしばらく続くでしょう。また、暖かくなったと思ったら寒さが戻る“三寒四温”のような安定しない気温も春の特徴です。しかし生命は確実に躍動し始めています。野の草花は芽吹き、川には群れた稚魚の影が見つけられるなど、さまざまな生命がイキイキと活動を開始します。緑豊かな公園や河川敷だけでなく、日中には住宅街にも蝶々(ちょうちょう)がヒラヒラと飛ぶ姿を見ることができるハズです。“アレ?ちょうちょう、ではなく、ちょうちょ、じゃね?”と思われた人がいるかも知れません。実は国語として正確な表記は「蝶々=ちょうちょう」です。ただ、言いにくいため、発音としては「ちょうちょ」でも特に問題はありません。ちなみに理科や生物など理系学問では蝶々・ちょうちょう・ちょうちょのいずれも使われず、特にテストなどではカタカナで「チョウ」と表記しないと減点対象になるのだとか。理系は風情も情緒もヘッタクレもありませんね。困ったモノです。現代社会では理系人材が重宝されていて、管理人のようなドが付く文系人間はまったくの役立たずのオッサンとして生涯冷遇されるのでしょうか。子どものときに算数や理科を勉強しておけばヨカッタ。と、後悔しても今さらです。ではドが付く文系人間として、そもそも「蝶々」は「ちょうちょう」と表記しなかった、と言い出せば“このデブ、ついに将来を悲観し過ぎておかしくなったか?”と思われたかも知れませんが、残念ながら事実なのですよ。昆虫の「蝶々」やよくおしゃべりをする様を表す「喋々」は、旧仮名遣い(歴史的仮名遣い)では「てふてふ/テフテフ」と表記します。しかも古文や昔の短歌・俳句だけではなく、夏目漱石など明治・大正期の人が執筆された文章でも「てふてふ/テフテフ」表記が主流なのです。そんな理系、イヤ、現代人にとってちっとも重要ではない情報をまたまた書き散らかしたところで、“てふてふ”が店名の昔ながらの喫茶店へと向かいました。

丸太町通烏丸通の交差点(烏丸丸太町)を東へ80mほど行ったところにある喫茶店「一杯だての珈琲店 てふてふ、」。末尾の(読点/点/受け点)は誤記や誤植ではなく正式名称のようです。「モーニング娘。」の(句点/丸/受け丸)と同じようなシステム?だと推察されます。現在、建物外観を改装中のこちらは管理人が学生時代から知っていますので、おそらく40年近くは営業されているでしょう。店頭の看板にデカデカと“占の館”と記載されているものの、管理人は実際にこちらで占っている様子を見かけたことはありません。何占いなのかすら定かではなく、マスターに尋ねれば解明できるのでしょうが、ヘタに聞いて占ってもらうハメになっても良いことなんか絶対に言ってもらえず、ただただヘコむだけですので占いの件はスルーする方向としましょう。烏丸丸太町エリアはオフィス街でもあり、地元の人やビジネスパーソンなどで平日でも賑わっています。また、丸太町通を挟んだ北側には京都御所が広がっているため、観光客などが立ち寄られることも少なくありません。地下鉄「丸太町駅」から徒歩1分程度と交通アクセスも便利で使い勝手の良いお店です。現在の営業時間は10時〜17時の通し営業で、遅めのランチにも重宝します。ただ、各種定食類などのランチメニューは平日のみですのでご注意を。そして、各種定食類などのランチメニューは平日のみですのでご注意ください。大切なことなので2回書きました。つまり、土曜日および祝日(日曜日は定休日)はランチメニューをオーダーできないということです。サテ、ここまでしつこく書いておけば、まさか土曜日や祝日にランチメニューを注文する人はいないでしょう。時刻は14:30、早速店内へ入ってみます。

クラシカルな昔ながらの喫茶店です。マスターは音楽に造詣が深いらしく、ギターなどの楽器類もディスプレイされています。昔の?洋楽ロックが小音量で静かに流れる心地良い空間。カウンター5席に4名テーブル席1卓、2名テーブル席2卓のコンパクトな店内です。食事だけでなく街の喫茶店としても利用されていて店名のとおり“一杯だて”、つまり注文が入る都度、一杯ずつ丁寧にドリップされた本格的なコーヒーをいただくことができます。こちらは昔ながらの喫茶店らしく喫煙可ですので、タバコが苦手な人にはオススメできません。愛煙家にとっては貴重なお店ではないでしょうか。ではメニューを確認してみましょう。

喫茶店らしくドリンク類が豊富なだけではなく、食事メニューも充実しています。特に名物メニューとして挙げられるのは「オムライス」各種¥800でしょう。「プレーンエッグ」と「スクランブルエッグ」2種類の卵の焼き方法を選ぶことができる珍しいスタイル。味付けもデミグラスソース味とドライカレー味から選ぶことができ、オムライス好きならそれぞれ食べ比べてみてください。そしてもう1つの名物メニューなのが「焼きそば」¥700と「月見焼きそば」¥750です。濃厚なソース焼きそばとなっていて鉄板プレートで提供されます。しかし今回のお目当ては「オムライス」でも「焼きそば」でもなく、「焼肉ランチ」¥850。管理人は喫茶店の焼肉定食が大好きなのです。名物だのナンだのは関係ありません。完全に管理人の嗜好のみで注文したのですが、訪問したのは土曜日。そう、オーダーできませんでした。完全に不覚でした。もう曜日感覚すらわからなくなっているほど老いを痛感します。ただ、当ブログ的にはやはり名物をREPORTした方が良いのは間違いありません。何か大きな力が働いて「焼肉ランチ」を注文できなくなった陰謀論を疑いたくなりますが、身内にすら読んでもらえない過疎な当ブログ何か大きな力が見ているとはさすがに思えませんので、今回はおとなしく?「月見焼きそば」と、アフタードリンクは¥100引きになる「ブレンドコーヒー」¥400→¥300を注文してみました。

「月見焼きそば」が到着。モウモウと湯気が立ち、焼けたソースの香りが食欲をそそります。これが鉄板プレートの魅力です。寒い時期などであればアツアツを食べることができ、特にありがたい。訪問したのは少し雪がチラつく寒い日だったため、何かしらの陰謀?で「焼肉ランチ」から「月見焼きそば」に変更したのは正解でした。豚肉にエビ、キャベツ、ニンジン、青ネギと具だくさんなのも高ポイントです。中央の生卵を崩して鉄板プレートの予熱で半熟にしてからいただきます。

ハフハフしながら食べるアツアツのソース焼きそばは最高です。部分的にちょっと焦げた麺も香ばしく、たっぷりの具材との相性も抜群。そして何と言ってもかなり濃いめのソース味が特徴で、このジャンクな味わいには中毒性があり、個人的には好みです。できれば白メシが欲しくなる味。白メシのオカズとしても相当有能でしょう。また、半熟になった生卵もかなり有効です。濃いめのソース味はまろやかになり、卵のコクも足されてリッチ感が高まります。濃い味バンザイな若者やミドルなどに、ぜひお試しいただきたいソース焼きそばです。

食後の「ブレンドコーヒー」も本格的です。香り高くブラックでもマイルドな味わいで、ミルクや砂糖は不要と感じました。この「ブレンドコーヒー」のために利用されているお客さんが多いのもうなずけます。ちょっとしたひととき、こちらのような喫茶店でのティーブレイクはリラックスできて鋭気を養え、後の仕事や作業などの活力にもつながるのではないでしょうか。京都御所観光など、お近くまでお越しの際にはこちらで食事や喫茶、もしスピリチュアルなことがお好きな人なら占い相談などをぜひお試しください。

[2023年2月25訪問]

一杯だての珈琲店 てふてふ、
●住所…京都市中京区光り堂町428(Google マップ
●TEL…075-256-4434
●定休日…日曜日
●備考…喫煙可
●ホームページ…Facebook
※さらに詳細は食べログ「喫茶てふてふ」でご確認ください。

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