日本人のDNAに刻まれるおいしさのおにぎり店

テイクアウト・お取り寄せ
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お米自慢 おにぎり屋さん

コロナ禍が収束しつつある現在でも、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行の影響により、コロナ禍以前とは異なるライフスタイルで過ごされている人も少なくないでしょう。観光や外食などは再び活気を取り戻しつつあるものの、管理人は外出時のマスクは未だ欠かしません。また、たま〜に職場へ向かうことはあるものの、基本は在宅ワークです。在宅ワークを始めたときは夢のような生活だぁ!とテンション爆アガりでした。正直に告白すると、今でも毎日通勤時代よりは肉体的・精神的に負担が軽くなったと実感しています。もちろん、お仕事はできる範囲でですがキッチリとやってますよ。誰かさんの“今日は在宅ワークだったのでお部屋の模様替えをしてみました〜”なんてツイートを見ると、経営者の皆様のご苦労を痛切に感じざるを得ません。ただ、在宅ワークで困ることが出始めているのも事実です。管理人的に結構困っているのが昼食。職場があるオフィス街なら徒歩すぐでさまざまな飲食店があり、食事にはまず困りません。1時間のランチタイムでも余裕です。しかし、管理人の自宅は住宅街で飲食店の数が少なく、1時間で行って戻れる飲食店となるとさらに限られてしまいます。結果、同じお店ばかりではさすがに飽きるため、近所のコンビニや前日にスーパーなどで準備しておく、といった方法も駆使して、どうにか乗り切っていました。しかし、それもそろそろ限界に。テイクアウトというテもなくはないもののランチタイムは混雑するため、待つ時間をムダに浪費したくなく、今までは利用していませんでした。でも変わったものが食べたい。そこで今回は、朝にテイクアウトをしてランチにいただこうと考え、近所のテイクアウト専門のおにぎり店へと向かいました。

京阪「出町柳駅7番出口から東へ50mほど行ったところにあるおにぎり・お弁当専門店「お米自慢 おにぎり屋さん」。こちらは少なくとも40年以上は営業されているテイクアウト店です。なぜ40年以上と断言できるかと言うと、こちらが開業される前は個人経営の紳士洋品店で、管理人が小学校入学時に祖父から紺ブレザーをプレゼントされたからよく覚えています。仕立てのは評判なうえ、温厚で人当たりも良いおっちゃんだったものの、人間何か一つは欠点があるもので、どうやら無類のギャンブル好きだったとか。気づけば夜逃げをされてしまい、しばらくしてこちらが開業されたと記憶しています。ただ、テイクアウトのおにぎり店は正解でした。立地的に京阪「出町柳駅」と叡電「出町柳駅」から徒歩1分かからないこともあり、大阪方面へ向かうオトナだけでなく、出町柳方面に来られる学生などが頻繁に利用していて、朝昼は繁盛されています。また、休日は観光目的の人が購入し、叡電に乗って貴船鞍馬あたりでアウトドアランチをされていることも少なくないようです。管理人はテイクアウトはパン類が多いものの、もちろんおにぎりも大好き。おにぎり2〜3個にカップ味噌汁かカップラーメンでもあれば栄養バランスはともかく、お腹は十分に満足します。こちらは7時〜18:30まで営業されていて、時刻をあまり選ぶことなく近くを伺ったタイミングで気軽に購入できるでしょう。時刻は8:10、テイクアウト専門店で店内は狭いため、このワンカットのみご覧ください。

おにぎりだけなくお弁当や惣菜類も用意されています。遅い時刻だと売り切れ品多数とはなりますが、朝ならほぼ大丈夫。ただ、おにぎりの「鞍馬しぐれ(茎わかめ)」¥150は残り1個でした。これだけおにぎりの種類があると悩みますね。“どのおにぎりが1番好きか”の話題は、あまりよく知らない人でも盛り上がります。皆さんはどのおにぎりが1番好きですか?管理人は対外的には「ツナマヨ」と答えています。本当はツナマヨおにぎりはほとんど購入しませんし、まして自作などしたことないのですが、以前どこかのギャルが“おにぎりはツナマヨしか勝たん”とハッキリ言ってましたので、それ以来、現在に至るまで管理人もツナマヨ!と元気良く答えるようにしています。で、実際に好きなのはツナマヨとはまったく別なものの、どうも好みがシブ過ぎてオッサン丸出しなので言いたくありません。当然、「イクラ」や「ウニ」、「カニ」といった高級おにぎりは除外するとして、世の中的に最もオーソドックスなのは「うめ」¥130でしょう。次に「さけ」¥150、「かつお(おかか)」¥130なども王道です。京都人なら「ちりめん」¥150や「木の芽煮」¥150なども人気でしょう。と、店内でエンエンとおにぎりひとり語りをしていると、いずれ通報されて不審者として極刑に処せられますので、おにぎり3個と惣菜1つを購入し、自宅ランチに備えます。

サテ、ナニをドウすればコウなるのかサッパリわかりませんが、すでに夜。もうディナータイムですがランチのテイでREPORTを続行します。購入したおにぎりは「さけわさび」¥150と「牛肉スタミナ」¥180、「塩こんぶ」¥150。この中に管理人が最も好きなおにぎりの具はあるのですが、不審なオッサン丸出しですので言いたくありません。そして一応、野菜も必要でしょ…と「ほうれん草のごまあえ」¥180。自宅にストックしてあるインスタント味噌汁を用意すれば、完璧なランチです。「さけわさび」は珍味系?に属するちょっとオトナな鮭おにぎり、「牛肉スタミナ」はいかにも学生などの若者が好みそうなガッツリ系。とても考え抜かれたクロウトならではの陣容ではないでしょうか。「ゆかり」¥130なども購入候補ではあったもののクロウトとしてはあまりに平凡、置きにいっている感が否めません。こちらのおにぎり各種はすべてラップされていますので、レンチンでの温めもOK。朝に購入した際、ほんのり人肌程度に柔らかく、ラップをはずしてすぐにでも食べたい衝動に掻き立てられました。とは言え管理人は冷えたおにぎりもキライではありません。そもそも子どもの頃は電子レンジなどなく冷たいおにぎりが当たり前、で育ってきましたから。そこで今回も童心を思い出して、レンチンせずにいただきます。

まずは「さけわさび」です。この鋭角な三角形がこちらのおにぎりに特徴でしょう。ほぐした焼鮭の身とわさびのほんのりとしたピリ辛が安定の味わい。ご飯は冷たくなってしまいましたが、お米自体に甘みがあり、口の中でホロホロとほどけます。購入したとき、すでにかなり柔らかく握られているな…と手に持った感触でわかってはいたのですが、常温でも十分に柔らかでおいしい。とは言えこれからの季節は、あまり長時間常温に置いておくと食中毒の危険性がありますので、数時間以上食べないのであれば冷蔵庫で保存し、食べる際に電子レンジで温めた方が良いでしょう。惣菜の「ほうれん草のごまあえ」も濃い目の味付けながらゴマの風味がしっかりと活きていて、おにぎりにピッタリだと感じました。

そして「牛肉スタミナ」。当たり前ですが牛肉好きならおいしいに決まっています。牛焼肉は冷めているからか、意外とアッサリとした味わいです。ちょっとキワモノのおにぎりなものの、焼肉ライスバーガーという成功例もありますので、個人的な感想とはなりますが、電子レンジで温めるか、トースターで軽く炙った方が、より真価を発揮するおにぎりではないでしょうか。ただ管理人のように冷たいおにぎりも好きであれば、このままガツガツとかぶりつくのもアリだと思います。

〆はこちらの鋭角な三角形の「塩こんぶ」です。これはもう間違いのない味わいでしょう。白米と塩こんぶはなぜこれほど相性が良いのでしょうか。と塩こんぶを絶賛するのは何となくクロウトではないような気がしないでもありませんし、何よりおいしくて当たり前ですので、これ以上のREPORTは差し控えさせていただきます。個人的には久しぶりに冷たいおにぎりをいただきました。おにぎりはいにしえから日本で食べられてきた携帯食で、現代の日本人にもそのDNAが脈々と受け継がれています。自宅で食べるのはチョッピリもったいなく、やはり青空の下でいただくのが冷たいおにぎりの食し方なのかも知れませんが、屋内でも十分においしい。通勤・通学時や観光ついでに京阪「出町柳駅」や叡電「出町柳駅」近くまでお越しの際には、ぜひこちらのおにぎり各種などをテイクアウトして、日本人の郷愁を誘う幸せなおいしさをご堪能ください。

[2023年6月14日訪問]

お米自慢 おにぎり屋さん
●住所…京都市左京区田中上柳町53(Google マップ
●TEL…075-781-0399
●定休日…年中無休
●備考…禁煙
●ホームページ…なし
※詳しくは食べログ「おにぎり屋さん」でご確認ください。

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