食事処 京焚
コロナ禍もようやく明けて、京都市内でも多数の飲食店が新しくオープンされています。当ブログでは管理人がヘタレ慎重派なため、新店の訪問にはかなり消極的。しかしネット上では京都市内を中心とした新しい飲食店をイチ早く紹介されている、本当に有益なブログも存在しています。イチ早くどころか、開業前に掲載されている場合もあるほどで、このスピード感と情報網の広さには驚きしかありません。管理人は京都人のクセに新しいお店に気づくのが遅く、開業1年ぐらいで初めて知ったなんてこともしばしば。何なら自宅から徒歩数分のお店ですら、しばらくしてようやく気づいたこともあるぐらいです。同じ個人ブログ?ながらブロガーの資質によって、こうもブログのクオリティに差が出るものか…と、もう逆に清々しさすら感じられます。イヤ、清々しさなど感じている場合ではありません。永遠の過疎ブログ臭が漂いまくっている当ブログですが、そろそろバズっも良いハズです。そこで今回は、開店2週間足らずと、当ブログでは最速となる飲食店のREPORTに挑戦してみました。
今出川通と白川通の交差点(白川通今出川/銀閣寺道)の北東にある白川疎水道を東へ40mほど行ったところにある定食店・カフェ「食事処 京焚(しょくじどころ きょうや)」。2023年(令和5年)8月1日にオープンされたお店だそうです。例の有能なブログに掲載されていました。本当はこの有能ブログのリンクを貼りたいところですが、当ブログとは異なり厳格に運用されているようで、勝手にリンクなんか貼って怒られると当ブログを即閉鎖してジャンピング土下座するハメになりますので、皆さんには紹介いたしません。とは言えこんな過疎ブログをご覧の皆さんなら、おそらくこの有能ブログも当然ご存知だと思いますが。それにしても掲載スピードが早過ぎです。こちらは11時〜ラストオーダー19:30の通し営業で、銀閣寺近くの観光地でもあるため、食事や喫茶使いとしても便利なお店でしょう。遅めのランチももちろん大丈夫。この特徴的な洋館風の建物もあいまって、銀閣寺近辺のランドタワーになる可能性すら秘めています。時刻は14時、まずは店頭のメニューを確認してみましょう。
定食各種とざる蕎麦・うどんの食事メニューに抹茶を使ったスイーツ各種が用意されているようです。観光地にある飲食店ですので少しお高めな印象、と思いきや、「ざるそば・うどん」¥660や¥1,000前後の定食類もありますので安心でしょう。管理人は京都人ですのであまりピンと来ていませんが、何となく京都らしい?メニューが揃えられていて、観光ついでなどにピッタリではないでしょうか。では早速、店内へ入ってみましょう。
民芸調のおもむきある内装で2名テーブル席4卓と4名テーブル席2卓の店内。お一人様や少人数でも利用しやすい雰囲気となっています。おそらく観光ついででしょうか、ご家族連れや2名組のお客さんが食事や喫茶で利用されていました。開店祝いとして並べられた胡蝶蘭が新店らしく、当ブログでREPORTしている、いつものシナシナな年季の入りまくったお店とは大違い。人間であればベテランであるミドルよりもフレッシュな若者が何かと重宝されています。結婚生活を長年続けておられる夫婦なら“新しいのに取り替えたい”と良からぬ企みを思い描かれている人が少なくないとも小耳に挟みます。ベテランにはベテランの良さがあるハズです。管理人のような一人身からすればベテランであろうとシナシナであろうと、うらやましい。新品への憧れは人以外にされた方が、後々面倒ではないと思うのですがいかがでしょうか。と、ベテラン勢にはかなり有益な情報をご提供したところで、改めてメニューを確認してみましょう。
意外と(失礼)豊富なメニュー数です。喫茶として利用できるドリンク類だけでなく、抹茶系スイールもかなりの充実度でしょう。しかもアルコール類まであって、一品料理も充実しているため飲む人への対策もバッチリ。定食は焼いた牛肉メインが多いものの、数量限定メニューとして「からあげ定食」¥800や「とんかつ定食」¥900、「ミックスフライ定食(エビフライ、カニクリームコロッケ、白身魚フライ)」¥1,100と比較的リーズナブルな価格設定となっています。めん類はそば・うどんのそれぞれ3種類が用意されていて、すべて冷たい麺というナゾ仕様ですが、寒くなれば温かいそば・うどんが提供されるのかも知れません。今回は初訪問ということで、店名を冠した「京焚定食(100g)」¥1,580に決定。写真を見る限り牛肉の鉄板焼定食のようで、上位互換?として「和牛定食」(100g:¥2,180・150g:¥3,050)と「国産牛定食」(100g:¥1,980・150g:¥2,580)があることから、多分ですが「京焚定食」は外国産牛を使われていると推察できます。ちなみに“和牛”とは日本の在来品種および交雑種のみに認定される牛の品種を指し、“国産牛”とは品種は関係なく日本で飼育された期間が長い牛と定義されているそうで、一般的に和牛は黒毛和種が多く、国産牛はホルスタイン種が多い印象です。“外国産牛”または“輸入牛”は外国で飼育・加工されている外国の品種の牛肉で、日本ではアンガスビーフやオージービーフなどが有名でしょうか。最近の外国産牛や輸入牛は昔のものと異なり、国産牛に匹敵する素晴らしい味わいの牛肉が多くなっています。脂(サシ)のクオリティは和牛には遠く及ばないものの、赤身肉の旨味はかなり向上しているようです。高嶺の花である和牛や国産牛は手が出なくても、外国産牛・輸入牛であれば頑張れば手に入れられると思いますので、外食や普段の食卓などでも積極的に取り入れて見られてはいかがでしょうか。
「京焚定食(100g)」が到着。厚めにカットされた牛肉とモヤシ、青ネギがアツアツの鉄板プレートに乗せられています。左手にポン酢、右手に大根おろしが配置され、焼きシャブ風のサイコロステーキといった感じでしょうか。副菜はカップサラダに漬け物、キンピラゴボウ、ひじきの煮物、そして冷奴と充実の内容です。ご飯は無料で大に変更できますので、ハラペコな人はご飯大を注文しましょう。ジュウジュウと音からすでにご馳走の牛肉をいただきます。
ミディアムレアな焼き加減でかなり柔かい食感です。レア系が得意でない人はアツアツの鉄板に牛肉の断面を押し付けて少し火入れをすると、ちょうど良い焼き加減になります。おろしポン酢の酸味と牛肉の相性は言うまでもなく抜群で、アッサリ・サッパリと食べられるため、暑い夏でも食べやすいと感じました。そして焼いた牛肉に負けていないおいしさなのがモヤシです。焼いたモヤシをおろしポン酢で食べる超シンプルな食べ方ながら、モヤシの魅力をしっかりと堪能できます。焼かれた牛肉から流れ出る肉汁がモヤシに移っているのも旨さの秘訣なのでしょう。コッテリしたものはちょっと…という場合などは特に、このおろしポン酢でいただく焼き牛肉とモヤシをお試しいただきたいと思います。ミドル・シニアでも抵抗なく食べられる、ちょっと贅沢なおいしさです。洋定食や天ざる、スイーツなどもあって子どもからお年寄りまで満足できるお店ですので、銀閣寺などの観光ついでにでもぜひお立ち寄りください。
[2023年8月13日訪問]
食事処 京焚
●住所…京都市左京区北白川東久保田町80(Google マップ)
●TEL…075-748-1350
●定休日…火曜日
●備考…禁煙
●ホームページ…Instagram
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