お腹いっぱいになる幸福感も味わえる定食店

和食編
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おかんの飯 福菜家

京都市内では朝晩は少し暑さが収まってきて、秋の気配が感じられるような気がします。とは言え、日中はまだまだ暑い。残暑厳しい日がしばらくは続きそうですので、ここは夏バテなどにならないよう、しっかりと栄養を取らねばなりますまい。…スミマセン、最近戦国時代の書物や動画などにハマっていて、つい武将言葉になってゴザル。日々ダイエットを意識している(しているとは言ってない)管理人もたまには?ガッツリ栄養と取らねばなるまい、と考え、ガッツリ栄養を取るなら中華料理であろうと思いました。ただ、実は管理人が知っている京都市内の町中華のお店は、伏見区と山科区、西京区以外ではほとんどなくなってきています。そこで伏見区の地下鉄「竹田駅」や京阪「藤森駅」周辺は京都市内のチャイナタウンとも呼べるほど新旧さまざまな中華料理店が営業されていますので、今回は特にお店を決めずに伏見区へ向かうことに。師団街道沿いをブラブラしていてさまざまな中華店やラーメン店が軒を連ねておられるなぁ〜とお店選びに迷っていると、“アレっ?こんなお店あったっけ??”とかなり気になるお店を発見しました。

師団街道京都府道201号中山稲荷線の交差点(師団街道龍大前)を南へ470mほど行ったところにある手づくり惣菜と定食の店「おかんの飯 福菜家(ふくさいや)」。ハテ…何だか見覚えのある店名だったのですが、こちらは近鉄「上鳥羽口駅」近くで営業されていた「酒とおばんざいの店 福菜家」が今年2023年(令和5年)1月に移転されていたと判明しました。実は「酒とおばんざいの店 福菜家」は当ブログでもREPORT予定だったお店でしたが、閉店されて残念に思っていたため、まったくの偶然で出会うことに。ウン、こちらなら中華店ではないものの、ガッツリ栄養を取れるハズ、と今回は予定を急遽変更してこちらをREPORTすることにしました。皆さんが当ブログに一番求めているもの、それは女子ウケするお店でも冷やし中華のお店でも京都らしい雅なお店でもなく、デカ盛り店なんでしょ、どうせ。どこでどう間違ったかまこと心当たりなどござらぬが、当ブログでなぜか人気なのがデカ盛り店です。昼の営業時間は11:30〜ラストオーダー14時、夜は現在18時〜ラストオーダー21時となっています。時刻は13:45、早速店内へ入ってみましょう。

お店を入ってすぐのところに各種惣菜が陳列されているショーケースがあり、テイクアウトでも重宝しそうです。4名テーブル席2卓と2名テーブル席7卓の店内は真新しい感じで清潔があります。遅めのランチにも関わらず、おそらく龍谷大学京都教育大学の学生でしょうか、明らかに体育会系の男子学生2名が気持ち良いほどガツガツと食事をされていました。少食の管理人にとって予定外のデカ盛り店REPORTとなりましたので、心の中でフードファイターの気持ちを作りつつ、メニューを確認してみます。

8種類の「コンビ定食」¥1,200は1番人気の鶏の唐揚げが必ず付くメニューです。そう、上鳥羽口時代からこちらの名物メニューは「唐揚げ」。こちらの「唐揚げ」は甘辛いタレをかけた「甘辛唐揚げ」に変更可能となっています。しかも定食類はすべてご飯・味噌汁のおかわりも自由と、モリモリ食べたい派には最高のお店でしょう。定番定食は12種類。「お惣菜定食」と「牛玉定食」ともに¥1,000を除いて¥950とリーズナブルな料金です。ちなみに「牛玉定食」は厚焼きだし巻きに肉吸い(肉うどんのうどん抜き)がかけられた隠れた名物メニューで、1日限定5食となっていました。サテ、今回はもちろんデカ盛り好きな皆様のご希望にお応えして「コンビ定食」から選びます。どれもメニュー名だけでお腹いっぱいになりそうですが、夏バテにならないスタミナをつけるため、「C 唐揚げ&豚スタミナ炒め」に決定。管理人的にはこれ以上スタミナは必要ないように思わないでもないものの、ともかくスタミナをつけて残暑厳しい9月を乗り切ります。

「C 唐揚げ&豚スタミナ炒め」が到着。これは学生などの若者大歓喜の定食でしょう。鶏の唐揚げの大きさがちょっとバグっているように見えるのは気のせいです。この定食でご飯・味噌汁をおかわりできる人は夏バテよりも食べ過ぎにご注意ください。副菜は冷奴にキュウリとカニカマの和えもので、さすが惣菜店だけあってキュウリとカニカマの和えものは辛くないナムルのようなゴマ油の風味が香る味わいでおいしい。ご飯のオカズだけでなく、箸休めにもピッタリです。野菜サラダもたっぷり添えられていて、栄養バランス的にも申し分ないように感じました。では「豚スタミナ炒め」からいただきましょう。

豚ロース肉とキャベツ、ピーマン、タマネギの炒めもので、醤油ベースながら意外と薄味仕立てで食べやすい。もちろん塩味は適度にあり、ほんのり香るニンニクの風味が食欲をそそります。キャベツやピーマンなどの野菜が良い仕事をしていて、豚肉の旨味を増幅させていると感じました。ご飯のオカズとしても、ビールのお供としても最高ではないでしょうか。濃い甘辛味だと食べ進むにつれて少しツラくなってくる場合もありますが、これぐらいのやさしい塩加減なら、抵抗なく完食できるでしょう。

そして名物の「唐揚げ」です。このBIGサイズには意味があります。映え的なビジュアル面よりむしろ、大きめにカットして揚げた鶏の唐揚げは、鶏の肉汁の流出を抑えることができ、ジューシーな仕上がりになるからだと個人的には考えるのですがいかがでしょうか。カラリと揚げられたこちらの「唐揚げ」をいただくと、口の中が鶏モモ肉の肉汁であふれます。大きくカットするメリットを存分に活かされている反面、欠点として本来は火の通し具合が難しくなり、生揚げは論外として揚げすぎても肉が固くなるものの、さすがは名物、揚げ具合も完璧でした。鶏モモ肉の旨味を損なうことなく柔らかに揚げられていて、少し濃いめの下味もあいまって鶏の唐揚げを思う存分堪能できます。鶏の唐揚げはラーメンやカレーライスとともにもはや日本の国民食と言って過言ではありませんが、これまでさまざまな鶏の唐揚げを食べてきた管理人の中でも、かなり上位にランクインされるクオリティだと改めて実感できました。ボリューム満点でお腹いっぱいになる幸せに満たさせるお店です。学生などの若者多めの客層ではあるものの、ミドルやシニアも気軽に利用できますので、お近くまでお越しの際にはぜひお試しくださいね。

[2023年9月9日訪問]

おかんの飯 福菜家
●住所…京都市伏見区深草キトロ町33-11(Google マップ
●TEL…075-606-1669
●定休日…日曜日・祝日および木曜日の夜
●備考…禁煙
●ホームページ…Instagram

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