千成餅食堂 吉祥院十条店
先週は更新をお休みしてしまい、申し訳ございませんでした。体調はかなり回復できましたが、まだ少し不安定なうえ、公私ともに忙しくなってきたこともあり、今後更新できない日が出てくるかも知れません。できるだけ週1(月曜日)更新できるよう頑張りますが、場合によっては週1更新から“更新不定期”に変更する場合もございますので、その際は改めてご報告させていただきます。サテ、ゴールデンウィーク真っ最中なこともあり、京都市内の交通状況もいつも以上に混雑している気がしないでもありません。久しぶりのREPORTですので気合を入れて少しだけ遠出となる京都市南区の、昭和の老舗食堂を計画しました。実は昭和の老舗食堂が近隣に2軒営業されている、令和の時代となっては珍しいエリアです。2軒のどちらでも良かったものの、病み上がりでも「カツ丼」をガッツリ食べたいと思っていたため、今回は千成餅食堂の方に決定。もう1軒の昭和の老舗食堂もいずれREPORTいたしますね。

祥鳥橋通と国道1号(京阪国道)の交差点(南西角に和食さと 上鳥羽店がある交差点)を西へ1kmほど行ったところにある「千成餅食堂 吉祥院十条店(せんなりもちしょくどう きっしょういんじょうじょうてん)」。こちらは管理人が知る限り少なくとも40年以上は営業されている昭和の老舗食堂です。「千成食堂/千成餅食堂」は現在、京都市内に10軒(管理人調べ)営業されていますがチェーン店ではなく、暖簾分けされた説が有力です。実際、それぞれの「千成食堂/千成餅食堂」は、うどん・蕎麦・丼およびいなり寿司や海苔巻きはほぼ全店で提供されているものの、お店によっては和洋中の定食類なども用意されていて、中には牡丹餅/おはぎや桜餅などの餅スイーツを販売されているお店も存在します。こちらの特徴は豊富な定食類でしょう。昼の営業時間は11時〜15時、夜は17時〜ラストオーダー19:30となっています。定休日は日曜日で、2025年のゴールデンウィーク中は5月5日(月)・6日(火)はお休みのようです。地元の人を中心に長年親しまれてきたお店で行列ができることはほぼないものの、常に混雑している印象。4名テーブル席4卓、カウンター7席と意外と広いのですが、訪問した日は昼の営業終了時刻の少し前だったにも関わらず、8割ほどの座席がお客さんがいらっしゃいました。よって今回は店内写真は撮影しておりません。時刻は14:10、早速店内に入りましょう。


カウンター7席あり、お一人様でも安心して利用できます。地元の人でしょうか、若い女性のお一人様も利用されていましたので、街の気軽な昭和の食堂といった雰囲気です。しかも他の「千成食堂/千成餅食堂」といったいわゆる“餅食堂系”のお店の中でも豊富なメニューがうれしい。し・か・し!管理人の経験則として、餅食堂系は「カツ丼」の旨いお店ならハズレなし!ですので、今回は「カツ丼」¥800に2週間以上前から決めていました。し・か・も!餅食堂系と言えば老若男女がこぞって注文する「中華そば」¥550を外す選択肢もあり得ません。「カツ丼」と「中華そば」の両方をいただくのは少食な管理人としては明らかに食べ過ぎですが、体調回復記念?としてガッツリいただきますよ〜。

「カツ丼」と「中華そば」が到着。まるでセットのようなビジュアルですが、それぞれ単品ですし、管理人のような少食な人であれば、どちらか一品でもランチとして十分満足できるボリュームです。どちらももう間違いなく旨そう。まずは「中華そば」からいただきましょう。

この鶏ガラ醤油ベースのスープが昭和世代にとっては懐かしい味です。このアッサリとしたスープこそ、管理人が子どもの頃に大好きだった「中華そば」。そう、ラーメンではなく「中華そば」のネーミングが似合う味わいです。そして、現代のラーメンがいかに進化しているのかも良くわかります。どちらがおいしいとか、優れているとかのハナシではなくもはや別物、別の料理と言えるのではないでしょうか。こちらの「中華そば」はもう和食の域。とは言え、ミドルやシニアばかりに好まれると思いきや、学生らしき若い人やお子さんにまでおいしそうに食べておられましたから、みんな大好きな味なのだと思います。


麺も具材であるモヤシ、チャーシュー、カマボコ、ワカメ、青ネギもたっぷりで大満足です。その中でも特筆すべきはチャーシュー。豚バラがアッサリと煮込まれた柔らかなチャーシューが、スープや麺と良く合っています。豚バラなのに脂っぽさなどまったくなく、トロトロの脂の甘みを堪能することができます。この「中華そば」が¥550は相当にお得でしょう。最近ではラーメン1杯が¥1,000でも別に驚くことはなくなったものの、昭和のオッサンである管理人にとってはうれしい価格設定です。そして何より、現代のラーメンと比較しても遜色ない味だと個人的には思いました。

そして「カツ丼」はもう間違いないでしょう。たっぷりの卵とじに全卵1個が配置された、まさに特カツ丼レベルとなっています。豚ロース肉のトンカツとダシが効いた卵とじの王道カツ丼です。最近、豚ヒレ肉のカツ丼を食べてこれはこれでアリかな?とは感じたものの、カツ丼はやはり豚ロース肉だと強く認識できました。こちらの「カツ丼」はヒレカツ丼にはない脂と肉の旨味が重層的な味わい。カツ丼らしい満足感を楽しむことができました。今回は「カツ丼」と「中華そば」をREPORTしましたが、こちらでは魅力的なうどん・蕎麦、丼、定食類など豊富で何度でも通いたくなるお店です。管理人が人生で食べたことがない「天ぷらラーメン」¥650なんて、もう試すしかありません。また、10月〜3月の季節限定の「千成特製牛めし」¥850も気になります。また時期をみてコッソリ訪問し、こちらの気になるメニューを片っ端から食べてみたいと考えています。
[2025年5月3日訪問]
千成餅食堂 吉祥院十条店
●住所…京都市南区吉祥院前田町2-51(Google マップ)
●TEL…075-691-2720
●定休日…日曜日
●タバコ…禁煙
●交通…JR「西大路駅」から徒歩18分程度
●専用駐車場…なし
●ホームページ…なし
※詳細は食べログ「千成餅食堂 祥鳥橋店」をご確認ください。
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