カヌレが名物であり店名でもあるカフェ

喫茶店・カフェ編
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cakes&beer カヌレ

蕎麦 ろうじな」で冷し鴨南蛮をいただき店を出ると、雨がポツポツと降るかと思えば降らなかったりと、はっきりしない天候でした。せっかくなので、寺町通を少し散策してみましょう。この辺りはかなり古い街で、古美術店や骨董店、古本店、そして老舗の飲食店が多く軒を連ねる一方、カフェやビストロ、洋菓子店など、新しいお店も数多くあります。

老舗店舗の代表格は「一保堂茶舗(いっぽどうちゃほ)」。享保年間(1717年)に創業された日本茶専門店です。管理人の家では曾祖母の代から“お茶は一保堂”と決められていて、今も愛飲しています。

さて、食後のコーヒーは管理人もよく行く老舗の喫茶店にしようか、それとも新しいめのカフェを開拓しようか、と考えながら歩いていると、またポツリポツリと雨が降ってきたようで肩口が少しヌレています。そんな時、河原町二条の北西角のビル入口に「cakes&beer カヌレ」の看板を発見。ビルの5階にあるようで、管理人も少しヌレているこの偶然に期待して、入ってみることにしました。

エレベーターで5階まで行くと、そこにはライトグリーンとショッキングピンクの壁が。“ちょっとヤバいかも…”と思いつつ、ヌレ仲間であることを信じて入店してみました。

若い女性2名が働いているカフェのようです。ショッキングピンクの壁と小さなシマウマの首が少しだけ気になるものの、ヤバくはありません。店内にいるお客さんは全員女性だったので、中年のオッサン一人での入店の方がむしろヤバい感じでした。女性の店員さんに「窓側のお席とカウンター席、どちらがよろしいですか?」と尋ねられ、“窓側なんかに座ったら女性客全員と目が合うじゃねーか”と心の中で悪態をつき、カウンター席へ。

着席してメニューを眺めているとありました、ヌレ仲間のカヌレが。カヌレとはフランスの焼き菓子のことで、正式には「カヌレ・ド・ボルドー」と言います。管理人は数年前、とあるカフェチェーン企業の広告を担当していて、そのチェーン各店でカヌレを販売することになり、広告を制作するため10個以上のカヌレを一気食いした幸せな記憶がある思い出のスイーツです。まだ一般への知名度はそれほど高くないとは思いますが、大阪市にはカヌレ専門店があるなど、徐々に浸透していくのではないでしょうか。

「ウインナーコーヒーICE」¥650と「カヌレ・ド・ボルドー」¥300を注文します。ちなみにこのお店のコーヒーは、「GLOBE MOUNTAIN COFFEE」からコーヒー豆を卸しているそうです。

まず「ウインナーコーヒーICE」から。コーヒーの味がしっかりと感じられ、濃厚なコクの後にやわらかな酸味を感じられる、アイスコーヒーとしても一級品のおいしさです。さらに生クリームを混ぜて飲むと、まろやかさと濃厚さがレベルアップし、口の中にしっかりとした味わいが残るものの、後味はさっぱりとしています。ウインナーコーヒーは生クリームかきまぜ前とかきまぜ後の“2度おいしい”が楽しめるのでお得ですね。

次に「カヌレ・ド・ボルドー」へ。ナイフで割ってみます。

外はパリパリ、中はしっとり。バターやキャラメル、ラム酒の香りがたまりません。添えられたホイップクリームをつけて食べると、本当にリッチな大人の味わいを楽しむことができます。こちらのカヌレはテイクアウトも可能ですので、お土産としても喜ばれると思います。生菓子ではなく焼き菓子なので、2〜3日は日持ちするはずです。詳しくは購入する際、店員さんにお尋ねください。

寺町二条を散策し、雨にヌレた縁で管理人にとっては初めてのお店を発見することができました。京都市役所も近く、交通アクセスも便利ですので、この近辺に立ち寄られた際には、ビル5階にあるカフェでコーヒーブレイクを楽しみカヌレ仲間になられてはいかがでしょうか。ちなみに土・日・祝限定のようですが、充実したフードメニューも提供されていますので、カフェ飯もぜひご堪能ください。

[2018年9月1日訪問]

cakes&beer カヌレ
●住所…京都市中京区河原町清水町362 JOYビル5F
●TEL…075-756-2041
●定休日…水曜日および第2・第4木曜日(その他臨時休業あり)
●備考…店内喫煙可
●ホームページ…https://www.facebook.com/canneles1/

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