絶品トンカツの昭和レトロな隠れ家洋食店

洋食編
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とんかつ一番

麒麟亭」をREPORTするなら、七条大宮の洋食で双璧をなす「とんかつ一番」をREPORTしなければなりますまい。1949年に四条木屋町で開業した「とんかつ一番」は京都市内に数店舗を経営するにいたったものの、現在は七条大宮のお店を残すのみとなりました。管理人は小学生ぐらいまで、父が「とんかつ一番」を気に入っていて、年に数回は当時本店だった四条木屋町のお店に連れて行ってもらっていたのを今でもハッキリと覚えています。

京都では“ビーフカツは高級品”で“トンカツは庶民的”というイメージがあり、京都での学生時代を貧乏に過ごしていた父は、最期までトンカツ派だったようです。関西圏の京都も牛肉文化で、すき焼きやビーフカツなどの牛肉料理が発展しましたが、実はなぜかトンカツの名店も数多く存在します。中でも「とんかつ一番」はその代表格で、京都にトンカツを根付かせた由緒ある洋食店の一つと言えるでしょう。

七条大宮の大宮通りから一本東の細い路地を南へ向かうとひっそり営業している隠れ家的なお店です。このわかりにくい立地のため、これまではほとんどが地元の人で賑わうお店でしたが、近年の観光ブームのお陰で観光客も増えているのだとか。11:50に到着し、店頭のメニューを確認します。

安っす!!

ランチタイムの訪問なら、「日替り定食」または「ソースかつ丼」いずれも¥650がお得です。では早速入店してみましょう。

幸いまだお客さんは1名のみでした。この昭和レトロな店内は、昔からある洋食店そのものです。ちなみに12時になるとすぐ満員となっていましたので、時間をずらして訪問した方がいいと思います。本日の「日替り定食」は「日替りとんかつ定食」でしたので注文し、さらに管理人が子どもの頃に大好きだった一品メニューも併せて注文してみました。

まずは「日替りとんかつ定食」が運ばれてきます。

¥650とは思えないボリュームのサクサクに揚げられたトンカツです。豚はもちろんロース肉で、しかも脂身が甘い!トンカツに敷かれた軽めのデミグラスソースとよく合い、ご飯のおかずにぴったりです。さすがは「とんかつ一番」の店名だけのことはある、おいしいトンカツを味わうことができました。管理人は普段、外食でも自宅でもトンカツを食べることはほとんどないのですが、これからはトンカツを見直していこうと思います。

そして子どもの頃に大好きだった「手羽焼き」¥500も到着しました。

“「とんかつ一番」と言えばコレ”と脳に刻み込まれている手羽先の唐揚げ”です。醤油ベースの下味に薄衣がつけられた手羽先の唐揚げは薄味ながら鶏手羽の濃厚な旨味を堪能できる逸品。ランチタイムでなければノンアルコールビールを注文したくなる、絶品の唐揚げです。しかも昼夜を問わず¥500で食べられるお手頃価格も魅力。「とんかつ一番」を訪れた方には、ぜひ追加で注文していただきたいと強く願っています。

管理人にとっては約40年ぶりの訪問となりました。昼はもちろん、夜のグランドメニューも京都の洋食店の中では五指に入るお手頃価格ではないでしょうか。ただし味は間違いなく本物。「麒麟亭」で牛を楽しみ、「とんかつ一番」で豚と鶏を堪能する、そんな七条大宮の牛豚鶏グルメツアーへぜひ足をお運びください。JR京都駅からも徒歩圏内で「京都水族館」も近いため、初めて京都を訪問される方も安心して行けますよ。

[2018年11月22日訪問]

とんかつ一番
●住所…京都市下京区徹宝町403
●TEL…075-371-0722
●定休日…第2・第4・第5日曜日
●備考…店内禁煙(?)
●ホームページ…http://www.tonkatsuichiban.com/

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