餃子 一口肉まん 十二籃
先日、千本西陣エリア屈指の街中華店「せんぼんぐらばー館」をREPORTしました。今回はこれから千本西陣エリアで有名になるであろう新しい街中華店をREPORTします。「餃子 一口肉まん 十二籃(じゅうにらん)」は2017年10月にオープンされて現在2年目。夜は中華居酒屋としても人気で、新しいお店ながら既に多くのお客さんで連日賑わっています。

閉店45分前の21:15に到着したものの、4名座敷4組のうち3組はお客さんで埋まっていました。幸い6席あるカウンター席は空いてましたので、早速入店します。

中国人親子で経営されているお店です。餃子も焼餃子はもちろん、本場中国ではスタンダードな水餃子各種や「エビワンタン(8個入り)」¥480もあるなど、飲茶(ヤムチャ)風のメニューを楽しめます。ではメニューを確認してみましょう。




さすがは中国の方が経営されているだけあって、メニューも一般的な街中華店以上の本格的なラインナップです。今回は“毎朝生地を発酵して、作りきりのため数量限定!”のスペシャリテ「一口肉まん(6個入り)」¥580と「豚丼」¥800、そしてノンアルコールビールを注文。すると“お通しでーす”と冷奴が運ばれてきました。

会計時に判明したのですがお通し代は無料、つまりサービスのようです。ごま油と醤油ベースのタレでいただくシンプルな冷奴でとてもおいしく、ノンアルコールビールにもピッタリ。業務用卸売店の山菜ナムルを小皿にちょっぴり盛ってお通し代¥300とか¥500とか平気で請求する飲食店は反省しましょう。と、冷奴好きな管理人がノンアルコールビールを飲みながらブツブツ言っていると「一口肉まん(6個入り)」が運ばれてきました。


カウンターに掲示されている案内通り、酢醤油とごまみそダレをスタンバイ。こちらの「一口肉まん」は小籠包ではなくあくまで肉まんですので、猫舌な管理人でも一口で食べられます。小籠包は激熱スープが口の中を容赦なくヤケドさせる口内テロ。しかし肉まんは口の中で肉汁がじんわりと広がり、旨さだけを味わうことができます。酢醤油は安定の間違いのないおいしさ。一方ごまみそダレは、濃厚な甜麺醤風の甘味噌が肉まんとベストマッチ。6個ありますので酢醤油とごまみそダレを交互にいただくと、あっという間に完食してしまいました。

そして「豚丼」です、どうですかこのボリューム!本当は野菜不足かな?と思い、「青梗菜炒め(小)」¥480を注文しかけたのですが、こちらの「豚丼」のボリュームにビビって注文しませんでした。豚肉とタマネギがたっぷりの照り焼き丼をいただいてみましょう。

見た目よりはあっさり味で、豚ロース肉の旨味とタマネギの甘み、そしてやさしい甘辛ダレが全体をまとめあげている絶品と言える味わいです。濃厚な豚照り焼きもおいしいのですが、食べ進むにつれ味に飽きてしまいます。こちらの「豚丼」のような味加減であれば、飽きることなく食べ進められるのではないでしょうか。あえて希望を言うなら、ザーサイなどの漬物が少しあれば完璧だと思いました。単品料理に「ピリ辛ザーサイ」¥480や「ピリ辛キュウリ」¥380がありますので、ビールのツマミがてらに注文するのもいいかも知れません。
今回は「一口肉まん」をいただきましたが、焼餃子や水餃子各種もオススメです。ご家族やグループで訪問される場合は、「一口肉まん」や焼餃子、水餃子、「エビワンタン」を一人前ずつ注文してシェアしてもいいでしょう。また夜だけでなく、ランチも満足度の高いセットメニューが揃っています。千本西陣エリアにお越しの際には、「せんぼんぐらばー館」とともにレベルの高い街中華をじっくりとご堪能ください。
[2019年2月12日訪問]
= 餃子 一口肉まん 十二籃 =
●住所…京都市上京区仲御霊町64-2
●TEL…075-406-7394
●定休日…土曜日
●備考…店内喫煙可
●ホームページ…なし
※詳細は食べログ「十二籃」で検索してください。
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