ハンバーグが自慢の地元に愛され洋食店

洋食編
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洋食キッチン きたがわ

昔も今も洋食の花形と言えばハンバーグです。ハンバーグがおいしい洋食店は、まず間違いがありません。子どもから大人まで嫌いない人はいないのでは?と思うほど昔から人々に愛されてきたハンバーグですが、それだけに求められる水準は高く、万人の舌をうならせるハンバーグは至難のわざと言えるでしょう。そして価格も重要です。もともとは牛肉の端切れなど本来は料理に使えない部位を創意工夫により商品にまで高めたのがハンバーグです。極端なハナシ、ブランド和牛のロースやヒレを使えば、管理人でもそれなりにおいしいハンバーグは作れます。しかし¥4,000も¥5,000もするハンバーグでは本末転倒と言わざるを得ません。庶民が手軽に、しかも贅沢な味を楽しめるのがハンバーグの本質ではないでしょうか。そんな洋食の花形でありながら基本であるハンバーグと真摯に向き合われている1軒を、今回はREPORTします。

西大路通丸太町通の交差点(円町)を南へ300mほど行き、新二条通(太子道)を東へ400mほど行ったところにある「洋食キッチン きたがわ」。御前通を挟んだ西向かいには「キリン堂 西ノ京御前店」があります。こちらはかなり昔から営業されているお店のようですが、管理人も数年前に初めて訪問したこともあって詳しい歴史はわかりません。有名店ではなくほぼ地元の方のみが利用する知る人ぞ知る穴場店だと思います。JR「円町駅」から徒歩15分程度と交通の便も決して良いとは言えませんが、長年地元に愛されるお店には理由があるもの。まず、店頭のメニューを拝見しましょう。

夜であっても¥1,000〜ハンバーグをいただけるリーズナブルさに加え、エビフライやヘレとんかつなどのセットメニューも豊富。まさにカジュアル洋食店の王道的なお店です。もちろんファミレスなどとは異なり、昼夜を問わずお一人様でも入りやすい雰囲気なのも見逃せません。訪問した当日は円町エリアで仕事があったため、19時に到着することができました。早速店内へ入ってみましょう。

やはりお客さんは地元の方が多そうです。こちらはテイクアウトやウーバーイーツによる出前も対応されていて、この夜はそちらがメインのような感じとなっていました。アットホームな店内ではシニアグループが普段着で楽しそうに夕食を取られていて、ある意味で最も正しい街の洋食店の姿だと思います。老若男女がいつでも気軽に普段使いできる洋食店はめっきり減ってしまいましたが、こういうお店こそ地域、そして社会にとって必要ではないでしょうか。では改めてメニューを確認してみましょう。

ハンバーグ各種をメインに、洋食メニューが多彩にラインナップされています。ほとんどのメニューが¥1,000台でいただけ、ちょっと外食がしたい夜などにピッタリ。今回は当然ハンバーグで、中でも3種類のハンバーグを一度に味わえる「3色ハンバーグ(グリルハンバーグ、チーズハンバーグ、おろしハンバーグ)」¥1,300を注文。その実力を確かめてみましょう。

ごはんとみそ汁はデフォルトで付いています。ハンバーグ3種は1つ80gと小ぶりですが、合わせて240gのハンバーグですので、ボリューム的にも十分でしょう。まずは左下にある基本のグリルハンバーグ。カジュアル洋食店らしいマイルドで少し甘めなデミグラスソースと肉々しいハンバーグが絶品です。肉汁もたっぷりと蓄えられていて、地元の方に人気なのもうなずけます。右上のおろしハンバーグはポン酢醤油ベースのソースが爽やかでさっぱりといただける一品。ごはんとの相性も抜群です。醤油の実力を再認識しつつ、核となるハンバーグの旨味あってこそのおいしさと言えそうです。

そしてチーズハンバーグ。これはもうテッパンのおいしさでしょう。デミグラスソースに生クリームが入ってさらにまろやかとなったソースに、チーズのコクと塩気が加わり濃厚なハンバーグと絶妙なコラボレーションとなっています。贅沢な味わいで誰もが満足できるハンバーグと言っても過言ではありません。3種類のハンバーグを味わいながら、幸せな気分に浸ることができました。さすがは円町多くの洋食店がシノギを削る激戦区だけのことはあります。円町エリアでハンバーグを食べたいと思われた方は、ぜひこちらの洋食店も選択肢に入れられてはいかがでしょうか。

[2019年12月3日訪問]

洋食キッチン きたがわ
●住所…京都市中京区西ノ京右馬寮町8-55(Google マップ
●TEL…075-801-1112
●定休日…水曜日
●備考…禁煙(?)
●ホームページ…なし
※詳細はEPARKテイクアウト「洋食キッチン きたがわ」で検索してください。

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