本物の四川料理を手軽に楽しめる中華店

中華編
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四川料理 鑫源

叡電「元田中駅」周辺に開業した中華料理店「本格中华料理 火枫源」に続き、今回REPORTするのは約1ヵ月前の2018年10月に開業された「四川料理 鑫源(しせんりょうり しんげん)」です。金が3つで鑫となる漢字、管理人はコピーライター歴21年で初めて目にします。開業当初からお店の前は頻繁に通っていたのですが、店頭のメニューにチラリと「水煮魚」の文字が見えていたこともあり、見て見ぬフリをしていました。

しかしよく考えてみれば“京都のチャイナタウン”「元田中駅」周辺には、中華料理店の中でも「四川料理 方圓美味」や「本格中华料理 火枫源」など特に四川料理店が多いにも関わらず、また新たに四川料理店を開業された訳です。どれほど自信があるのでしょうか?それとも「元田中駅」周辺に中国四川省の大物でも住んでいるのでしょうか?謎は尽きませんが、とにかく行って食べてみようと11月29日の21:40に到着、早速店内へ入ってみましょう。

大人数の宴会も余裕なほど、かなりの席数を誇る店内です。ゴテゴテした内装ではないものの、中華料理店らしい装飾が施されています。3名グループが2組、すべて中国の方のようで絶賛宴会中。2名1組の女性コンビはおそらく京都大学の学生さんのようです。ではどのようなメニューが用意されているのでしょう。

定食にはランチと記載されていますが夜も提供されています。¥1,000以下のメニューが8種類もあり、お一人様での訪問なら定食がおすすめ。一品メニューは100種類以上と充実のラインナップです。

四川料理を中心に、日本でお馴染みの料理もしっかり用意されています。日本語訳を読むとところどころ食べ物というよりはホラーメニューもあり、罰ゲームにも利用できそうです。[C15]干煸蚕蛹(蚕と蛹の香辛炒め)¥900などはいかがでしょうか。カイコとサナギの香辛炒め…管理人は¥900もらっても食べませんけど。今回注文するのは、「排骨米饭(カルビご飯)」¥950と「担担面(担々麺)」¥600。マトモなメニューで小物ぶりを発揮します。

まずは「排骨米饭(カルビご飯)」が運ばれてきました。

土鍋に硬めの雑炊と骨付きカルビ、ジャガイモが煮込まれています。ご飯を食べると八角(ウイキョウ)の香りが口いっぱいに広がる、台湾料理風の味付け。骨付きカルビは深みのある味わいで、骨の周りの肉の旨さを再認識できました。ダシをしっかりと吸ったジャガイモが意外にもおいしく、ビールや紹興酒のツマミにもなりそうです。見た目よりもあっさり味で醤油の風味も軽く、おかわりできそうなおいしさのカルビご飯だと思います。

さて、意を決して四川料理の真髄「担担面(担々麺)」をいただきましょう。

爽やかな辛さです。激辛ですが、まとわりつくような辛さではありません。口の中で辛さが持続せず、スーッと消えていくような不思議な味わい。さっぱり味ベースのスープは辛味が際立っているものの、ほのかな余韻を残して辛味が消えていく、と言えば理解していただけるでしょうか。肉味噌は辛味がほぼなく旨味だけなので、激辛でも食べやすい担々麺だと思います。日本の担々麺は濃厚なスープが売りですが、こちらの担々麺は爽快な辛味を楽しむものだと感じました。管理人のように辛いものが苦手な方でも挑戦する価値はある、本場四川の味わいです。

お店のスタッフすべてが中国人で、本場の味が想像できる料理の数々。日本人の味覚に寄り添うこれまでの中華料理店とは一線を画す、妥協のない四川料理店であるとの印象を受けました。辛いものが得意でない方でも、酢豚や炒飯など大衆中華店のメニューも豊富にあるので大丈夫。ただ、できれば「担担面(担々麺)」は一度試していただきたいと思います。中国人のお客さんも認める本物の味を、ぜひ京都で挑戦してみてください。

[2018年11月29日訪問]

四川料理 鑫源
●住所…京都市左京区田中里の内町35
●TEL…075-741-6198
●定休日…不定休
●備考…店内喫煙可
●ホームページ…なし
※詳細は食べログ「鑫源」で検索してください。

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